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奈良新聞掲載エッセイ 『彩りの日々』

第1回目 「色の癒しを伝える」 第2回目 「楽しめばうまくいく」
第3回目 「紫の館」 第4回目 「10人10色」
「彩りの日々」続きはブログでご覧ください。

第1回目「色の癒しを伝える」 2006年10月3日掲載

カラードネイション
色の仕事に携わって早15年になります。
何でカラーコーディネイターに?とよく聞かれるのですが、自分でも その理由が思い出さないほど、とても自然に私はこの道を選び、流れのまま色の 世界を楽しみ、15周年の今年、奈良西大寺駅前に カラーコーディネイト専門校をオープンしました。
私の力というより、何かとてつもない大きな力に後押しされ、「色のパワーや癒 し」を伝える使命をいただいているような 気がします。

パーソナルカラー(似合う色)を見つけ出し、お客様が一番魅力的になる色をア ドバイスするお仕事を15年。 数千人の方の 色を診断してきました。
単純に、赤が似合う、黄色が似合う・・と言った単純な ものではなく、 その方の深い部分が元気になり、潜在的な魅力が引き出される「その人だけの色 」をアドバイスすることを 心がけています。

「女性を美しくしたい。そこに入っただけで、シンデレラのように外見も内面も 美しくなるようなスペースを作りたい。」 それが私の夢でした。 私のオフィス「カラードネイション」は、色(カラード)によって、人生を好転 (バリエーション)するという願いをこめた、 世界にたった一つの造語です。

外見だけいくら着飾って宝石を身に着けたところで、目の輝きだけは嘘をつけな い。目が輝くには、心の奥底から湧き出てくる、 その人本来の美しさや、心の安定や幸せが必要になってきます。

似合う色で外見が5才以上若く美しく見える・・といった、外見の単純な効果だ けではなく、自分と波長の合った色を 身につけることで、いつの間にか忘れていた本来の自分の姿に気づき、内面も輝 いてくるのです。 最近では、「色彩療法」「カラーセラピー」などという言葉も聞かれたことがあ るかと思いますが、色の力は、気のせいではなく ダイレクトに体に影響します。
カラードネイション


かといって、内面だけではなく、やはり女性として生まれた以上、外見のおしゃ れをする喜びもとても大事な部分です。

パーソナルカラーをみつけだし、似合う色のお洋服を着て、似合う色の口紅をひ いた瞬間に、どんな年配の方でも 目がキラキラ輝くのです。その瞬間が私の宝物。その笑顔に支えられて今があり ます。

自分を変えるのではなく、本来の自分に戻るだけで、目がキラキラ輝きだす。。 そんな素敵な女性が、どんどん増えて いけば、きっとこの世の中も輝きだすはず。 私はまずこの奈良の地で、そんな女性がたくさん生まれていくことを、願ってい ます。
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第2回目 「楽しめばうまくいく」 2006年10月17日掲載

カラーコーディネイターの試験の前日。 故郷の父から手紙が届いた。

「いよいよ明日は試験だね。ここまでよくやったね。明日は「神様の試験だと思 いなさい。。 あなたが、色の世界で必要な人であれば合格するだろうし、まだあなたに努力が 必要なら合格しないだろう。 だから全て神様におまかせして、安心して受けなさいね」

その手紙にはそうかかれてあった。 私の中の緊張とあせりが、すうっと溶けていくような気がした。

試験当日、その手紙をポケットにお守り代わりにしのばせて、難関の試験に向か う。 向かう道で、なんだかワクワクしてきた。 「何が何でも合格しなきゃ」という気持がどこかに飛んでいって、「早く受けた いな」と、まるで、 遠足に行く園児のような気持に変わった。

結果。最高得点で1回で合格。 合格通知をもらってすぐに父に報告した。

「おめでとう。これからあなたの才能を たくさんの人が勇む(いさむ)ように 使いなさい。あなたはそういう使命が あるんだからね」

父は「勇む」という言葉が好きでよく使った。私なりに解釈しているのは「人が 元気になったり 勇気を持つような心がけ」という意味かなと思っている。 それから15年。 カラーコーディネイターとして、人の色を診断したり、色彩検定の講座などの講 師をするたび このときの父の手紙を思い出す。

カラードネイション
資格を取りたいという生徒さんに、賞状をとるため「だけ」の勉強は教えたくな いなと思う。 丸暗記して、必死で勉強すれば確かに合格するのだけど、賞状はもらったけど、 後は何をしていいかわからない・・というのでは、そこにかけた 時間もお金ももったいない. その勉強をすることで、その方の先の人生がいかに楽しく、「勇める」かが一番 。 結果、賞状もついてくる。

私の講座で一番大切にしていることは「ただ楽しむこと」。 「色をね。眉間にしわ寄せて、無理やり覚えちゃだめよ〜。子供が怪獣の名前を 覚えるように、楽しんでいれば 勝手に頭に入ってくるからね。」だから、私のレッスンでは笑いが多い。

試験前日 私はいつも生徒さんに、「頑張れ」とは言わない。 「ただ試験を楽しんできて。ここまでがこれたこと、すごいんだからね。緊張し てもOK!そのまんまで完璧だから」 自分以外のものになろうとして、頑張って無理して緊張して・・うまく行かないことが実は多い。 「このまんまでいいんだ。」と、自分の感情を全て受け入れて、あとは自分を愛 して信じておまかせしていれば、 なんだかうまくいく。 たとえ、目の前で起こることが一見悪く見えるようなことでも、あとで「ああ、 あれがあったから今がある」と 思えることがある。 だからやっぱり人生はおもしろい。

最愛の父は亡くなってしまったけれど、 今でも授業をしていると 父を感じる。「勇む勇む」とニコニコしながら見てい る父を。
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第3回目 「紫の館」 2006年11月7日掲載

「紅葉」の季節になりました。この季節になると思い出すことがあります。
高校の頃の美術の授業。 私は紅葉の景色と茶色い古家を描いていました。 ふとその時、私はどうしてもその茶色い古家を紫に描きたい衝動に駆られ、その まま茶の上に、 いきなり紫の絵の具を上塗りしました。

当然のように「その色はおかしい」「変だ」と周りの同級生たちが 大騒ぎになり 一斉に笑いが起こりました。 それでも私はどうしてもそこに描きたいのは紫で、笑いも気にせずそのまま絵を 仕上げ、 先生のところに持っていきました。 先生は一瞬驚き・・そして・・ 「素晴らしい!この紫の館が特に素晴らしい!」 先生のつけた成績は 満点の5。 同級生たちは唖然とし、私も実は密かに驚きましたが「いかにも」という笑みで 席に座った 思い出があります。

それ以来、先生からの私の色の評価はうなぎのぼり。テクニックは上達しなかっ たのですが、 私の美術の成績は5から下がることはありませんでした。

その時に思ったんです。 「色って自由なもの。感じたままに表現すればそれでいいんだ」と。
個性も色も10人10色。 本来の自分を表現すればいいんだと。そう、色に限らず、私も他人と同じでなく てもいいんだと。
カラードネイション


その時「茶色に見えたものは茶色に描きなさい」と先生に否定されていたら 私の今の職業はなかったかもしれません。 その数年後私は、カラーコーディネイターの道を選びます。

色の専門家として私はそれから15年もの間、 数千人の人の色を診断、その方の似合う色をアドバイスしてきました。 「もう年だから、派手な色は無理」「流行だから」「みんなが着ているから」 「親が言ったから」「夫がだめというから明るい色は着ない」「男の子だからピ ンクはおかしい」 など、タブーを誰が決めているのでしょう。決めているのは実は自分。

色は自由なもの。自然界の動物植物にタブーなど何もないのです。 全てが本来の姿、自然だから美しいのです。

本当に似合う色を身につけたら、驚くほど素敵な自分に出会います。 高齢の方が、どんどん若返り元気になり、溌剌と変身するのを見るたび、色のパ ワーに感心します。 何歳からでも遅くはないのです。今日より遅い日はこないのですから。 勇気を出して、今までと違った色にも挑戦して、本当の素敵な自分に出会ってみ てほしいなと思います。

似合う色を知ることで、人生が豊かになり、毎日が楽しくなる。そして心が落着 き、なんだか幸せになってくる。 そういう女性が増えると、そばにいる男性も気持ちよくなり地球全体がハッピー になっていく。 パーソナルカラー(似合う色)を知ることで、外見が美しく若くなる・・という 単純なことだけではなく、 私はその奥にある、心の満足を皆さんに体験していただけたらといつも願ってい ます。
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第4回目 「10人10色」 2006年11月21日掲載

100人いたら100通りの個性があり、似合う色(パーソナルカラー)がありま す。

似合う色と個性がかかわっているということをご存知の方は少ないと思いますが 、 パーソナルカラー(似合う色)は大きく分けて4タイプに分かれます。それを季 節の名前をつけて「春夏秋冬」と呼びます。 これは、うまれた季節には関係なく、各グループに200色以上の似合う色があ り、そしてそれぞれに 個性があります。

各季節の個性については、また次回ということで、今日はその4つを大きく二つ のタイプに分けてお話してみましょう。 まずウオーム系と呼ばれる、「春」「秋」タイプ。 イエローベースとも言われ、黄色みのある色が似合います。

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女性ならオークル系のファンデーション。コーラルの口紅の似合う方。男性の方 でしたら、グレーのスーツよりブラウンが似合うタイプ。 ウオーム系は、行動が早く、感情の起伏も激しく喜怒哀楽がはっきりしています 。思い立ったら即行動。 チャレンジ精神旺盛で、営業・リーダータイプです。 そしてクール系と呼ばれるのが 「夏」と「冬」タイプ。 ブルーベースとも言われ、青みのある色が似合うタイプ。

ファンデーションなら ピンク系。口紅ならローズかピンク。 男性の方でしたら、グレーやブラックが似合うタイプですね クール系は、行動がゆっくりで、感情が顔に出ず、新しいものを受け入れるのも 遅く、石橋をたたいて渡るタイプで、 秘書や参謀といった縁の下が向いているタイプです。とても気がつき、気配り上 手です。

今までいろんな方を診断してきましたが、不思議なくらい夫婦や恋人・友達とい ったパートナーはこの ウオームとクールがペアになっていることが多いようです。 ホテルのブライダルフェアで 多くの方を診断させていただいたとき、ほとんど のカップルが、どちらかがクールでどちらかがウオームでした。 たいてい好奇心旺盛で行動的なウォーム系が、大人しく考えすぎるクール系をリ ードし、 ウォーム系の大雑把なところを気配り上手のクール系がカバーしていました。

どちらが偉いとか正しいではなく、それぞれに役目があり、逆だからこそ惹かれ あい助け合い、 陰と陽・凹凸が一つになってうまくいくということなのでしょう。 誰が間違っていて、誰が正しいのではなく、100人いたら100通りの魅力が あるということですね。 お互いの違いを指摘しあって戦うより、その違いを尊重し楽しんでいけばもっと 人生は愉しいですね。 パーソナルカラーを知ることで、みんなが自分の役目を知り、それを100%輝 かせていけたら、心も安定していくことでしょう。 そして相手の個性を知り、それに寛容になれれば、争いもなくなるように思いま す。


さて自分は・・そしてパートナーやお友達はどちらのタイプでしょう?
簡単な自己診断テスト 
テスト1 日焼けはしやすいですか? 
  YES→ウォーム系  NO(赤くなっ てすぐ戻る)→クール系

テスト2 次の中であなたが一番快適な瞬間はどれですか?
@友達大勢と愉しくおしゃべりしているとき   A好きな趣味をのんびりとし ているとき
B難しい仕事にチャレンジして成功したとき   C高級ホテルのロビーで一人 でお茶をしているとき。

テスト3 次の中であなたが欲しいプレゼントは?
@面白いアイデアグッズ  Aロマンチックな花束   B商品券  Cブランド物

(答え@→春 A→夏 B→秋 C→冬 あくまで自己診断ですので、本来のパ ーソナルカラーとは異なる場合があります)

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